ヨガのこと

ヨガの種類

ヨガと言っても、ハードなものからソフトなもの等、さまざまな種類、及び流派が多数存在しています。そのヨガの違いにともない、それぞれ得られる効果も変わってきます。ご自分に合うヨガスタイルがどれか探してみてはいかがでしょうか。。

ヨガのおもな種類

ハタヨガ

様々な流派がある中で、ヨガの源流とも言えるポーズ、呼吸法、瞑想を用いた伝統的なヨガ。
伝統的なハタ・ヨガは倫理、身体浄化、呼吸法、瞑想と統合的なヨガの道を目指すものです。その特徴は、まずはポーズを通して身体の浄化することであり、身体浄化により精神の浄化や気の調整に繋がるという概念にあります。
現在行なわれているヨガの大半が、このハタヨガの流れを汲むと考えて良いでしょう。身体のポーズ(アサナ)と呼吸法(プラナヤマ)の実践を通して集中力や自己の内面への意識を高めます。ハタヨガは、ヨガを基本から学びたい方におススメのヨガです。

● ハタヨガはこんな方におススメ
ヨガの基本を知りたい方
初めてヨガをする方
伝統的なヨガを学んでみたい方 など

アシュタンガヨガ

「呼吸と動作の調和」を重視し、ダイナミックな動きと連続して流れる動きが特徴のヨガ。
太陽礼拝のポーズから始まるアーサナー(ポーズ)を呼吸に合わせて速いテンポで連続的につなげていくことが特徴です。心拍数を上げるポーズの繰り返しで身体を温め、筋肉の柔軟性を高めることができることも特徴です。
アシュタンガヨガでは「呼吸法」「視点」「アーサナ(ポーズ)」という3つのポイントがあり、これらを正しく行うことにより自己の内面に気付き、安定した体と心を得られると考えられています。

● アシュタンガヨガはこんな方におススメ
体力をつけたい方
精神力を向上したい方
本格的にヨガに取り組みたい方 など

クンダリーニヨガ

エネルギーの覚醒速度が格段に速く、脂肪燃焼効果が極めて高いパワフルなヨガ。
”火の呼吸”で有名なハードなヨガ。ポーズを取る際に、非常に速い呼吸を行い、有酸素運動の効果を高めます。格闘家やアスリートがトレーニングで実践していることでも知られています。

● クンダリーニヨガはこんな方におススメ
ダイエットを目指す方
アスリートの方
早い効果を求める方 など

パワーヨガ

アシュタンガ・ヨガがベースにアメリカでアレンジされた、筋力トレーニング要素が高く、かなりハードなヨガ。
ヨガ独特の呼吸法を用いますので精神集中などにも役立ちます。ポーズを行う順番は特に決まっておらず、立ち姿勢と座り姿勢を合わせたもので、基本的なもの~上級的なものまで様々なバリエーションがあります。スポーツや筋肉トレーニングの要素が濃く、脂肪燃焼効果が高いとされ、初心者でも楽しめる人気のヨガです。

アイアンガーヨガ

ポーズの時間も長く、呼吸、バランス、ポーズ、体力など総合的に緻密に考えられたヨガ。
正しいポーズを追求するために、ポーズを維持し、呼吸を意識し、静止している時間が長いことが特徴です。静止しているときは意識集中させます。ポーズのキープなど、運動量が激しく、慣れるまではきつく感じられるかも知れません。
また、ベルトやブロックなどを用いて、体の硬い方でも、アーサナを取れるように考えられている事も特徴の一つです。

ラージャヨガ

主に瞑想行法を通して自己を探究し、最終的には「悟り、解脱」を目的とする精神的な側面が強いヨガ。
ラージャ・ヨガの目的は、自己の内なる状態の観察を促し、あらゆる対象への欲望や執着を手放し、この世のあらゆる事象に対しての正しい認識を得ること。精神面の鍛錬という視点で捉えると、日本の禅を思わせるところがあるかもしれません。

ホットヨガ

気温35℃〜39℃、湿度60%という環境の中で行われるヨガ。
欧米ではビクラムヨガと呼ばれ、40℃度程にした部屋で、26種類の決められたポーズを続けて行うヨガ。ポーズ自体はシンプルなものが多く、初心者の方でも十分に可能です。高温多湿な環境の中で行われるため、暑さの苦手な人にとってはかなりハードなものですが、ダイエット効果がある、肌がキレイになると、日本では女性を中心に人気急上昇中です。