ワンポイント!ヨガ

ヨガをする時の大切なポイント<その3>

<ポイント11>足の指を開く

足の指を手の指のように広げることができますか?開こうとしても思うようにいかない方も多いのではないでしょうか?

大昔の裸足の時代は朝飯前だったこの行為、足を使わなくなった現代では、足指の神経がうまく働かず、退化しつつあるようです。
足は第二の心臓と言われるほど、全身の血行に影響をする部分です。指を開くと足の血液循環が良くなり、足指の感覚が戻ってくると着地感が変わってきます。
足の指が自由に開くと、踏ん張りがきくばかりでなく、股関節を柔らかくする効果もあるようです。足を刺激するだけで血液やリンパの流れが促され全身の新陳代謝が活発になって、体が正常な状態に保たれるようになるなります。

足の指の間に挟む用具をつけて日常生活するとか、お風呂上りなど寛いでいるときに、手の指をそれぞれの足の指の間に挟んだ状態で大きく足首をゆっくり回すストレッチを行うのもいい方法だと思います。
最初は手の指が入らないかもしれませんが、続けることによって徐々に足指が開いていくのを実感できることでしょう。

<ポイント12>足先を柔軟に

【No.14】に引き続き、足先に関するワンポイント。足の指を広げるのと同様に、関節も軟らかくすることが重要です。

足の指(特に小指)は丸まって、まっすぐにすると痛いと感じることありませんか?足は全身の血行にも大きく影響を与えるところ、指も同じ姿勢で長年過ごしていると固まってしまいます。これを少しずつほぐして、従来の指の形に戻してあげることで、足の裏全体で均等に着地できるようになり、立ち姿勢、また歩く姿勢等身体が正常な状態にたもたれるようになります。

足先を柔軟にする簡単なストレッチです。最初は痛い(特に小指)と思いますが、無理のない角度から始めて、徐々に丸まったた小指を少しずつまっすぐに伸ばしていき、角度も鋭角にしていってみてください。続けることで、丸まっていた小指がだんだんまっすぐに、足先が軟らかくなっているのを感じられるでしょう。

  1. 膝を曲げて、腰を下ろします(お尻は床に着かずに)。
  2. かかとを上げて膝を床に着き、足の指先と甲を直角になるように体重を移動し、その場でキープします。足先は5本の指だけ床に着いている感じです。10秒キープして、かかとを戻します。これを数回繰り返します。

<ポイント13>膝下のむくみに

素足を出す季節になると、足のむくみ、気になってきませんか?
足は心臓から遠いこともあり、血液やリンパ液の循環が滞りやすい部位でもあり、同じ姿勢で長時間いるようなデスクワークや運動不足、そして水分や塩分の摂り過ぎでも、足のむくみは出やすくなります。

むくみをとるポイントは足先からリンパをほぐして循環させること!そのためにまずは足首を柔軟にすることが重要で、まさに【No.14】【No.15】のマッサ-ジが効果的です。そしてしつこい膝下むくみには、ふくろはぎ&すねをほぐすこと。手を「グー」に握って足首から膝まで押し上げていきましょう。

毎晩その日のむくみ&疲れをとってあげることと、足首を柔らかくして常に循環をよくすることで、足全体のシェイプアップにも期待できるみたいです。足がスッキリしたうえにほっそり!なんて、毎晩のケアも楽しくなりそうですね。

<ポイント14>背中をやわらかく

日常生活でなかなか動かすことの少ない背中の筋肉。。いつの間にかかた~くなってしまっていませんか?
背中の筋肉の柔軟性がないと、肩こりや腰痛を誘発してしまうことも。肩だけをもみほぐしてもなかなかスッキリしないことありますよね! 背中の筋肉を柔軟にすることで背面の筋肉がうまく連動して動くので肩甲骨付近にも作用し、頑固な肩こりやさらに腰痛にも効果を発揮してくれるはず。

背中の筋肉を柔軟にするのに効果的なのは、身体をツイストするストレッチ。 最初は無理のない程度に身体を捻じって、徐々に捻じり具合を深めていきましょう。(常にイタ気持ちいくらいの感覚で、決して痛みを我慢してやりすぎないこと)

  1. 足をのばして座り、右足(膝)を立てます。
  2. 息を吸って背筋を伸ばし、息を吐きながら右手をお尻の後ろにつき、左手は立てた右足の外側にひっかけるようにして、上半身を右側へ回旋させます。息を吸って、吐く息でツイストを深めましょう。
  3. 反対側を同様に行います。
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